乳酒
■馬乳酒(ばにゅうしゅ)とは、馬乳を原料として主にモンゴルで作られ、飲まれているアルコールを含む乳製品である。
モンゴル語ではアイラグ、内蒙古ではツェゲー、テュルク系の言語では馬乳酒も含めた乳酒を総称してクミスと呼ぶ。ラクダの乳から作られる同様のものにインゲニアイラグというものもあり、これと区別する為に馬乳で作ったものを特にグーニイアイラグと呼ぶこともある。但しこれらの呼び分けは地域によって微妙に異なり、絶対的なものではない。

馬乳に含まれる乳糖が酵母によって醗酵することでアルコールが生じ、また同時に乳酸菌による乳糖の乳酸醗酵も進行するため、強い酸味を有する。

■ハルハ方言ではアイラグ、内蒙古ではツェゲーと呼ばれる。馬の乳を攪拌して発酵させて作る。家畜の中で馬の乳は乳糖値がもっとも高く、これを利用して発酵させる。ミルクとビールを混ぜたような味がする。発酵が不十分なものを飲むとお腹をこわすことがあるので注意。なお、カルピスはこの馬乳酒にヒントを得て造られたらしい。

■インドに仏法を修めに行こうとする僧侶、玄奘三蔵が、インドまでの道中の保護を求めて、スイアーブで西突厥の葉護可汗(統葉護可汗)に会見している。葉護可汗は、イステミ=カガンの曾孫である。
葉護可汗に会って、インドまでの旅行の便宜と保護を得るように勧めたのは、高昌王・麹文泰だった。その使者は、玄奘とともに葉護可汗の牙庭を訪れ、麹文泰からの国書と贈り物を献じた。外国の使節を迎えたときの常として、その場も酒宴になったが、玄奘が酒を飲んでいないせいか、どんな酒が振る舞われたのか、詳らかでない。

ただ、玄奘がこの宴で振る舞われた食物の中に酥がある。日本では、乳製品に対する用語に混乱があって、酥を練乳やヨーグルトのように説明してあるものがあるが、どちらかというと、現在のモンゴルで言うウルムのようなものではないだろうか。ウルムは、乳酒の醸造と密接に結びついている。

コメント

せきやん
せきやん
2006年12月5日23:09

般若心経も玄奘三蔵ナンですよね。
どうしようもないとき唱えると
スッキリします
クリツクしとききました。
いつもアリガトウさんです。

リリファーム
リリファーム
2006年12月6日7:58

>> せきやんさま
玄奘三蔵法師の残した功績は大きいですね。
般若心経も凄いと思います。あの短い経文に仏教の深遠な事が凝縮されていると聞きます。だから唱えるとスッキリするのかもしれないですね。

nophoto
虚無
2006年12月6日18:34

31位にUPやね。
三蔵は、なまぐさ坊主っぽいような行動もしてたらしいね。
とはいえ、インドまで行ったのはすごいですよね。

リリファーム
リリファーム
2006年12月7日17:27

>> 虚無さま
どもども〜虚無さんがDOL辞めちゃったのは寂しいです。でも、新しい神ゲーの新天地目指して頑張ってくださいね。良い新天地が見つかる事を祈っています。

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