DVD 東映 2006/08/04
2006年で生誕35周年を迎えた、石ノ森章太郎原作による「仮面ライダー」シリーズの最新作。

■集大成的な意味合いか、過去のライダー・シリーズの特徴が設定や技に盛り込まれており、また平成ライダー・シリーズを盛り立てた石田秀範、田崎竜太、長石多可男らの監督がこぞって登板している。
 
 
■人間社会に潜伏するワームと闘う秘密結社ZECTが開発した戦闘システム「マスクド・ライダー」を用いてライダーとなる天道総司は、これまでのヒーローにはめずらしい、オレ様系キャラ。
そのブチ傲慢な態度と、毎回発せられる「おばあちゃんが言っていた…」語録がなかなか楽しい。
カブトとなる天道以外でも、ザビーに変身する影山、ドレイクに姿を変えるメイクアップ・アーティストの風間、サソードの神代剣(これも俺様系)ら、仮面ライダーとなる人物たちが、皆エキセントリックな、強烈な個性の持ち主である点は新機軸と言えると思う。

●仮面ライダーカブトです。
テレ朝公式アドレス
http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/

東映公式アドレス
http://www.toei.co.jp/tv/kabuto/index.asp
 
 
★或る意味、料理を作れるライダーって新しいと思う。主人公の天道総司や、ZECTの本部直轄の精鋭部隊シャドウのリーダーとして活躍した矢車想も良い料理人であり、神代剣の「じいや」はプロを超えている始末。それにZECTの一部隊のリーダーの田所さんもプロを超える料理人。
料理の要素がフンダンに入った仮面ライダーって初の試みのような気がします。楽しいです。
しかし、
味覚の無いキャラも登場してきます。ZECTの幹部の三島正人は味覚が無く食事はサプリメントのみと云う変わり者だったりと豊富なキャラが凄く良い味を醸し出します。

★シャドウの元リーダーの二人は、ザビーゼクターに見捨てられて落ちぶれてしまいます。その二人とは初代リーダー「矢車想」と3代目リーダー「影山瞬」。そして落ちぶれた二人は傷を舐めあうように、闇に落ちてそこで「仮面ライダー(キック&パンチ)ポッパー」(リバーシブルでキックにもパンチにも変身可能)になります。
そこでの「矢車想」の弟分の「影山瞬」への思いやりとも受け取れる言葉は格好良いです。(「影山瞬」がザビーゼクターを再び手に入れ戦うも、強い敵にボロボロにヤラレル><;  その敵討ちに「矢車想」が出てくる)
「俺の相棒を笑ったのは、お前か?」
そうして、凄い強い敵を仮面ライダーカブト+仮面ライダーガダック+仮面ライダーキックポッパーの三人でヤッツケるシーンは本当に格好良かったです。^^
 
 
★後、特筆すべきは「キャスト・オフ」。
最初仮面ライダーは(キック&パンチホッパーを除き)装甲を着ています。パンチ力・防御力ともに設定ではアーマー付きの方が強いのですが、速さが無い。
対する人類の敵ワームは「クロック・アップ」と云う超加速能力を持っています。
それに「マスクド・ライダー」が対抗する為に、装甲を取り去り超高速移動を可能にしたのが「キャスト・オフ」。超高速移動は「クロック・アップ」です。
CGの使い方が上手く「キャスト・オフ」(装甲取り去り)のシーンは違和感無く見れます。格好良いです。
又、「クロック・アップ」(超高速移動)も良い感じだと思います。

話も佳境に入りクライマックスの今これから、仮面ライダーカブトがドノように終焉するかが楽しみです。^^

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