07月17日付 日経BizTechの報道「あえて作った“任侠ゲーム”が男たちを泣かせる理由――『龍が如く』」へのコメント:

前置きが少々長くなったが、今回紹介する『龍が如く』は、こうした表現規制の背景なしには生まれなかったソフトであることを理解してほしい。
何しろ題材は、“任侠道”なのだから。ゲームで“任侠道”ものを手がけるのは、作り手サイドにも相当の逡巡があったと思われる。これがゲーム史上初となる前代未聞のチャレンジだからだ。

 迷いはあったのだろうが、どこかで腹を決めたのだろう。
これを本気で作ろう、昔の仁侠映画のように立派な作品に仕上げようという強い意思は、ストーリー監修にバイオレンス作家の馳星周氏を、声の出演に渡哲也氏を迎えたことからも伝わってくる。
最初は誤解を受けてもいい、しかし中身は本当に面白いゲームを作る、そうすればなぜこのゲームを作ったのかが理解されるはずだ。
パッケージを手に取ると、どこからかそんな呟きが聞こえてくるようだ。

 肝心の内容は、傑作である、としか形容できない。
昔、仁侠映画を見た人はみな映画館から出てくるときに肩で風を切っていると言われたものだが、このゲームも同様だ。自分が強い男になって、大切な仲間を守る、筋はきちんと通す。まさに男らしく、爽快で力がみなぎる気分を味わえる。

 主人公の桐生一馬は、“堂島の龍”と異名を取っていた。親友と愛する女のために、自ら罪をかぶった桐生は、10年後、再び街へ戻ってくる。謎を秘めた少女と、消えた100億円と跡目争いを狙って、愛、欲望、人情、裏切り……大人だからこそ胸に染みるドラマが展開し、最後には一筋の涙が流れる、そんな作品だ。

★良いゲームが生まれるのはオンゲーであれオフゲーであれ喜ばしい事だと思います。

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