ISBN:410290008X 文庫 鈴木 主税 新潮社 2000/10

少し古いけど名著を紹介します。

「人間を幸福にしない日本というシステム」という本です。

●人間を幸福にしない日本というシステム
http://ac-net.org/common-sense/00b-wolferen.html

考えてみれば今は景気の良い時代なハズなのに、多分それを実感して幸福を感じてる人は少ないでしょう。
▼2007年度の実質成長率1.6%に・NEEDS予測
http://www.nikkei.co.jp/keiki/gdp/
寧ろ、リストラや給料の低減に悩みを抱える人が多いと思います。
其れに追い討ちをかけるような、アメリカンスタンダードである「格差社会」の登場ですからね。

この本では「日本というシステム」が、いかに人間を幸福にしないかが書かれています。
この本が書かれてから随分経ちますが、今でも「日本というシステム」は人間を幸福にしないシステムだと凄く実感する出来事が、日本社会には多いような気がします。

■著者「カレル・ヴァン・ウォルフレン」氏
ウィキペディア(直リン不可の為、コピペして先頭にhを足して御使い下さい。)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%B3
カレル・ヴァン・ウォルフレン(Karel van Wolferen、1941年4月 - )は、オランダ・ロッテルダム出身のジャーナリスト、研究者。現在はアムステルダム大学比較政治・比較経済担当教授。苗字は実際のオランダ語の発音ではファン・ヴォルフェレンとなる。

高校卒業後、中近東各国とアジア各国を旅し、オランダの新聞『NRCハンデルスブラット』の極東特派員となる。本人曰く「偶然」。

1989年に初の著書『日本/権力構造の謎』を発表。日本における官僚を始めとする権力の行使のされ方を鋭く分析し、究極的な責任中枢の欠如を指摘、大きな話題を呼んだ。

1994年に日本のために書き下ろした『人間を幸福にしない日本というシステム』は、33万部のベストセラーとなる。管理されたリアリティの壁に隠された「システム」(物事のなされ方)の支配から日本人が脱すべきことを説き、論議を巻き起こした。特に「説明責任」と言う言葉は広く知られる事となる。

アメリカ合衆国の覇権主義を厳しく非難しており、2004年のジョージ・ウォーカー・ブッシュの大統領再選も嘆いている。日本は親米路線を転換して、米国の属国から脱せよと強く訴える。

●怒れ!日本の中流階級
http://www.pluto.dti.ne.jp/~ohto/reading/read00/read000215.html

●カレル・ヴァン・ウォルフレン教授 インタビュー by 大野和基
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/wolferen.htm
 
 
 
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