最古の酒とは?ミード?ビール?ワイン?どぶろく?
2006年10月15日 グルメ コメント (2)
■酒の歴史 [ミード、ビール、ワインの誕生]
人間の誕生と酒の誕生、どちらが先であるかと考えたときに、500万年前に人間が生まれたのに対して、2千万年前の地球にブドウが生息していたころが発見されてることから、自然発酵により、ワインの原形が先にできたいたものと考えられる。
その後、
人間の手によって意識的に酒が造られるようになったが、はっきりとした特定は難しい、まあ、原始時代にはそのようなゆとりは無かったと考えられる。一定の土地に定着して農耕生活(定着農耕)をはじめたころから、酒造りがはじまったと考えられる。
●酒の歴史は非常に古く、有史(文字の歴史)以前から作られる。
人類が最初に造った酒は蜂蜜酒「ミード」だという説がある。水で薄めた蜂蜜は、自然酵母の働きで酒になるからである。
また、サルが木の洞に果物を集めると、その果汁が発酵してサル酒になるという伝説があるが・・・・・これは疑わしい。
いずれにしても検証されていない。
●2004年12月、中国で紀元前7000年ごろの賈湖遺跡(かこいせき)から出土した陶器片を分析したところ、米・果実・蜂蜜などで作った醸造酒の成分が検出されたという報告があった。
いまのところこれが考古学的には最古の酒である。
中国において殷・周のころ、酒は国家の重要事である祝祭において重要な意味を持っていた。
非常に手の込んだ器である殷代青銅器のうち、多くのものは酒器である。しかし殷の紂王は酒に耽り、酒池肉林の宴を行って国を滅ぼした。
『論語』には、「郷人で酒を飲む(村の人たちで酒を飲む)」などの記述があり、紀元前5世紀頃には一般的な飲み物になっていたらしい。
●オリエント世界では、紀元前5400年頃のイラン北部ザグロス山脈のハッジ・フィルズ・テペ(Hajji Firuz Tepe)遺跡から出土した壺の中に、ワインの残滓が確認された。また紀元前3000年代には、シュメールの粘土板にビールのことが記録されている。シュメールの後を継いだバビロニアで、最古の成文法であるハンムラビ法典の中にビール売りに関する法律が記されている(第108条〜第110条)。
文献には、
紀元前4〜5千世紀頃の古代オリエント最古の文学作品「ギルガメッシュ叙事詩」の中で記載されている。書板にであるが、赤白ともにワインを造っていた事が記されている。
また、紀元前4200年頃のもののシュメール人の遣した板碑「モニュマン・ブルー」にはビール作り用のエンメル小麦を脱殻して、ビールを造る様子がある。
●エジプトでは紀元前2700年頃までにはワインが飲まれていた。ツタンカーメン王の副葬品の壺からはワインが検出されている。またビールも広く飲まれていた。ピラミッド工事の労働者たちにはビールが支給されていたらしい。オリエント世界ではブドウの育つ場所が限られるので、ワインは高級な飲み物であり、ビールはより庶民的な飲み物だったらしい。
●ギリシア・ローマは、ブドウの産地ということもあり、ワインが多く生産された。
それらはアンフォラと呼ばれる壺に入れられて、地中海世界で広く交易されていたらしい。
酒の神ディオニソス(ギリシアではバッカス)が信仰され、酒神を讃える祭りが行われた。
●古代バビロニア時代に、香水を作るための蒸留技術があったという説があるが、 蒸留の技術は、3世紀頃のアレクサンドリアの錬金術師たちには既に知られていたと推測される。
●ローマ帝国は、イギリスをはじめヨーロッパの各地を支配下に収め、その過程でワイン生産の技術を伝えた。フランスのボルドーやブルゴーニュなどではそのころからワインの製造が始まっている。
なお、
イギリスは気候の低温化によりブドウ栽培できなくなりワイン生産は廃れた。(しかし蜂蜜が豊かだった為「ミード」は作られていたと思われる。)
★酒(エタノール)としての存在はどうみても果実酒(ワイン)が先と思われます。また、製造方法がワイン&果実酒は簡単なので、早い段階で作られていたと思います。
人間の誕生と酒の誕生、どちらが先であるかと考えたときに、500万年前に人間が生まれたのに対して、2千万年前の地球にブドウが生息していたころが発見されてることから、自然発酵により、ワインの原形が先にできたいたものと考えられる。
その後、
人間の手によって意識的に酒が造られるようになったが、はっきりとした特定は難しい、まあ、原始時代にはそのようなゆとりは無かったと考えられる。一定の土地に定着して農耕生活(定着農耕)をはじめたころから、酒造りがはじまったと考えられる。
●酒の歴史は非常に古く、有史(文字の歴史)以前から作られる。
人類が最初に造った酒は蜂蜜酒「ミード」だという説がある。水で薄めた蜂蜜は、自然酵母の働きで酒になるからである。
また、サルが木の洞に果物を集めると、その果汁が発酵してサル酒になるという伝説があるが・・・・・これは疑わしい。
いずれにしても検証されていない。
●2004年12月、中国で紀元前7000年ごろの賈湖遺跡(かこいせき)から出土した陶器片を分析したところ、米・果実・蜂蜜などで作った醸造酒の成分が検出されたという報告があった。
いまのところこれが考古学的には最古の酒である。
中国において殷・周のころ、酒は国家の重要事である祝祭において重要な意味を持っていた。
非常に手の込んだ器である殷代青銅器のうち、多くのものは酒器である。しかし殷の紂王は酒に耽り、酒池肉林の宴を行って国を滅ぼした。
『論語』には、「郷人で酒を飲む(村の人たちで酒を飲む)」などの記述があり、紀元前5世紀頃には一般的な飲み物になっていたらしい。
●オリエント世界では、紀元前5400年頃のイラン北部ザグロス山脈のハッジ・フィルズ・テペ(Hajji Firuz Tepe)遺跡から出土した壺の中に、ワインの残滓が確認された。また紀元前3000年代には、シュメールの粘土板にビールのことが記録されている。シュメールの後を継いだバビロニアで、最古の成文法であるハンムラビ法典の中にビール売りに関する法律が記されている(第108条〜第110条)。
文献には、
紀元前4〜5千世紀頃の古代オリエント最古の文学作品「ギルガメッシュ叙事詩」の中で記載されている。書板にであるが、赤白ともにワインを造っていた事が記されている。
また、紀元前4200年頃のもののシュメール人の遣した板碑「モニュマン・ブルー」にはビール作り用のエンメル小麦を脱殻して、ビールを造る様子がある。
●エジプトでは紀元前2700年頃までにはワインが飲まれていた。ツタンカーメン王の副葬品の壺からはワインが検出されている。またビールも広く飲まれていた。ピラミッド工事の労働者たちにはビールが支給されていたらしい。オリエント世界ではブドウの育つ場所が限られるので、ワインは高級な飲み物であり、ビールはより庶民的な飲み物だったらしい。
●ギリシア・ローマは、ブドウの産地ということもあり、ワインが多く生産された。
それらはアンフォラと呼ばれる壺に入れられて、地中海世界で広く交易されていたらしい。
酒の神ディオニソス(ギリシアではバッカス)が信仰され、酒神を讃える祭りが行われた。
●古代バビロニア時代に、香水を作るための蒸留技術があったという説があるが、 蒸留の技術は、3世紀頃のアレクサンドリアの錬金術師たちには既に知られていたと推測される。
●ローマ帝国は、イギリスをはじめヨーロッパの各地を支配下に収め、その過程でワイン生産の技術を伝えた。フランスのボルドーやブルゴーニュなどではそのころからワインの製造が始まっている。
なお、
イギリスは気候の低温化によりブドウ栽培できなくなりワイン生産は廃れた。(しかし蜂蜜が豊かだった為「ミード」は作られていたと思われる。)
★酒(エタノール)としての存在はどうみても果実酒(ワイン)が先と思われます。また、製造方法がワイン&果実酒は簡単なので、早い段階で作られていたと思います。
コメント
洋酒やワインの様に細くて綺麗ではないけれど、私の肌には日本酒が一番ですね。
日本酒ですかぁ・・・・・。その内記事にしてみようかな。